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イギリス人の心の故郷・コッツウォルズ田園地帯 北部編


ロンドンから西へ約200キロ、イギリスで最も美しいと称される田園地帯🌳
『丘陵ある羊🐏の囲い地』の名の通り、
なだらかで東京都🗼とほぼ同じ面積の広大な丘陵地に
澄んだ小川🏞️が流れ、石灰岩でできた蜂蜜色の家並み🏠の村が点々と続く牧歌的な風景が魅力。

鉄道網🚃が発達せず、時代に取り残されたのも、美しい街並みが残された理由のひとつ・・・
おかげで、公共機関が少なく、車🚗で行くのがベスト。
車をお待ちでない、留学生🧑‍🎓やYMSの方も、
思い切ってレンタカーを借りて、出かけてみませんか?🤗

絵本の世界に出てくるような美しい丘陵地帯をざっくり二つに分けて
100ほど散在する愛らしい村の中から、北半分をご紹介🤗


🐏 Winchcombe・ウィンチカム


✏️:アングロサクソン時代からの歴史を持ち、コッツウォルズ地方最高地のCleeve Common から大自然の景観が見渡せる。
  イズボーン川のほとりを散策しながら、石造りのチャーミングなコテージや、歴史的建造物が楽しめる村。
  この地で採れる新鮮な野菜を使った郷土料理や地元エールをゆっくり楽しむのも魅力。

🚂 GWSR・蒸気機関車
街の中心から徒歩20分程にある駅から乗車可能な蒸気機関車-GWSRで、丘陵地帯の美しい景色を車窓から眺めるのも楽しい。

🏰 Sudeley Castle・スードリー城
お金と時間に余裕があったら、ぜひ、訪れたい城。
次々と妻を乗り換え処刑し、自身の再婚の為に宗教改革まで行った、イギリス史上最も暴君で有名なヘンリー8世の最後の妃で未亡人、キャサリン・パーの居城。
1500年建立の城は保存状態がよく、部屋にはチューダー王朝の遺産が魅力的に展示されており、王家の私生活を垣間見る事ができる。
クイーンズ・ガーデン、ノット・ガーデン、そしてタイス・バーンの遺跡など、何度も受賞歴を誇る庭園の数は10に上り、ここでの散策はガーデン好きの夢。
木製の砦があるアドベンチャー・プレイグラウンドがあり、子供連れでも楽しめる。


🥾 Broadway・ブロードウェイ


✏️:名前の通り、この地方では珍しくブロードウェイ・広い通りがあり、『コッツウォルズの宝石』と称される。
  この地方の特徴である蜂蜜色の家々や建造物と、広い目抜き通りに並ぶショップやギャラリーの調和が素晴らしい。
  1500年代にはウースターからオックスフォードやロンドンに向かう街道の宿場として栄える。
  『アーツ・アンド・クラフツ運動』の主導者で、自身も多才な芸術家であるウイリアム・モリスをはじめ、多くの芸術家に愛され、ここに住処やアトリエを構えている。
  106マイルに跨る国指定の遊歩トレイル『 The Cotswolds Way 』に面しているので、ここを拠点に散策し、映えスポットを発見するのも大きな魅力。

🗼 Broadway Tower・ブロードウェイ塔
1798年にコヴェントリー伯爵によって、中世の塔の廃墟を模して建立。前述のウイリアム・モリスも訪れているゆかりの地。
天気の良い日には塔からコッツウォルズを囲む16州を見渡すことができる絶景鑑賞地。
家族経営による50エーカーに及ぶ広大な敷地には、主でもある鹿のウイリアムとその仲間が放されている。
鳥の鳴き声をバックのウォーキングや、貸しバイクでの走り回ることもできる。
また、1991年まで存在が知られることのなかった核シェルターがあり、ガイド・ツアーも開催している。
敷地内のカフェではワインや、軽食、ワークショップも楽しめるので、家族での訪問にも最適。
🚨 塔の入場には制限があるので、事前にオンラインでの予約がおすすめ。


❄️ Snowshill・スノーズヒル


✏️:住民が200人程の小さな村で、伝統的なイギリスの住居が景色の溶け込む絵本のような村。
  紀元前7000年頃、青銅器時代の遺物が発掘されており、人類居住の歴史は古く、その名は冬場にしばし雪が降る事に由来する。
  映画「ブリジット・ジョーンズの日記」のロケ地としても有名で、時期になると紫に染まるラベンダー畑が見事。
  村には小さな教会と15世紀建立の地元エール自慢のパブがあり、かつて近くのSnowshill Manorに仕えた人々の150年前の住居が建ち並ぶ。

🏰 Snowshill Manor & Garden・スノーズヒル邸宅&庭園
📍場所: Snowshill, near Broadway, Gloucestershire WR12 7JU
821年、ウインチカム修道院がマーシア王コーエンエルフから授かった館。
1539年にはヘンリー8世の手に渡り、以後、所有者を変え、1919年に時の建築家、Charles Paget Wadeの所有となる。
世界中から珍しいものの収集家だった彼のコレクションを見る事が出来、日本の鎧や、武器、楽器なども展示されている。
1951年からはナショナルトラストの管理下となる。
お洒落に修復された内部、びっくり要素満載のガーデンや果実園、チャールズが自ら手がけたコーンウォール漁村のモデルヴィレッジなどが楽しめる。

💐 Cotswoldl Lavender・コッツウォルド・ラベンダー
45エーカーの25万本のラベンダーが咲き乱れる、香りも芳しい紫の楽園。
見頃は6月中旬から8月の始め頃まで。
目や鼻で楽しむだけでなく、採集されたラベンダー製品、オイル、石鹸、スキンケア商品から、お茶、ファッジなどの購入も可能。


🧀 Chipping Camden・チッピング・カムデン


✏️:歴史は12世紀まで遡り、当時の面影がいまだに多く目抜通りに残る,コッツウォルズ地方において、歴史的に重要で、尚且つ見目麗しい北部の村。
  名前の『チッピング』は古い言語でマーケットを意味し、13 -14世紀にかけてウール産業で繁栄した。
  地元のチーズやバター、鶏肉などの販売を目的に、1627年に建造されたマーケットホールが中心に聳えている。
  ウール産業の成功によって15世紀に建立された聖ジェームズ教会は、見事な祭壇掛けが英国では唯一、完璧な姿で残っている。
  17世紀に近代オリンピックに影響を与えたとされるコッツウォルズオリンピックの行われた頂上があるDover's Hillは茅葺き屋根を眺めながらのウォーキングには最適。
  時間に余裕があれば下述、村外れの Hidcote まで足を伸ばしたい。

🪴 Hidcote・ヒッドコート
📍場所:Hidcote Bartrim, near Chipping Campden, Gloucestershire, GL55 6LR
🎫 料金:大人£11、5-17歳 £5.50、ナショナルトラストメンバーは無料。
✏️:ナショナル・トラストによって保護された初めての本格的なガーデンで、園芸界の巨匠、Lawrence Johnsonが手がけた、イギリスでも最高峰のガーデン。
  「コッツウォルズの宝石」と称されるほどそれぞれに個性的で美しいので、ガーデンファンは必見。


⛪️ Blockley・ブロックリー


✏️:1931年まではウスターシャーであったこの地は現在、グロスターシャーの行政下で、ニー川の支流、ブロックリー川沿いに佇む村。
  かつて英国絹産業の中心地として栄え、現在では急勾配の曲がりくねった道に、蜂蜜色の家が並び、その地形を生かして利用された歴史的水車小屋がある。
  観光に荒らされていない手付かずの自然との調和が美しく、絵画のような景観が素晴らしい。
  村にはグレードⅡの教会があり、BBC、TVシリーズの『Father Brown』のロケ地でも有名。
  余裕があれば村外れの下述、 Kiftsgate Gardensに足を伸ばしたい。

🪴 Kiftsgate Court Gardens・キフツゲート・コート庭園
📍場所:Chipping Campden, Gloucestershire GL55 6LN
🎫 料金:大人£12.50、16歳未満 £5
✏️:女性庭師3世代に渡り守られてきたイギリス最大の美しいバラ園が有名なガーデン。
  他にも『蘭の小道』『前庭』『広庭』『白花の庭』など、大小、様々な趣向ガーデンが楽しめる。また事前予約で屋敷は14名まで宿泊も可能。
🚨 開園時間が変わるので、事前にチェック。


🏺 Stow on the Wold・ストウ・オン・ザ・ウォルド


✏️:海抜約245メートル、コッツウォルズ地方で一番高くに位置する村。ローマ時代からの礎の上に築かれ、主要な6街道の交差地点として古くから栄えた。
  村の中心のマーケット広場の周りには、16世紀から佇むエレガントな石造の家や、アンティークショップ、古いインが立ち並ぶ。
  羊毛業で公正な取引を表す石製の十字架は村のシンボル。
  500年前から存在するパブ、Kings Armsは、1645年時の王チャールズⅠ世が戦いの前に一夜を過ごしたと語り継がれている。
  聖エドワード教会は11世紀建立。中世からビクトリア時代のまでの息吹を感じることが出来る貴重な場所。
  教会北側の入り口のドアはJRRトールキン、ロード・オブ・ザ・リングのドゥリンの扉のモデルとも言われ、人気の映えスポット。
  広場で定期的に開催される市場は、この地方の新鮮な野菜や果物が並ぶ。カフェやパブでのんびりローカルフードを楽しむのもおすすめ。


⚜️ Lower Slaughter・ローワー・スローター


✏️:下述のボートン・オン・ザ・ウォーターから北へ約2マイル、その喧騒とはうらはらに、澄み切った水がサラサラ流れる音まで聞こえそうな小さな村。
  1906年以降、新しい建物が建つこともなく、時が止まったかのような村で、教会の歴史は13世紀、マナーハウスは17世紀、そして水車の記録は1086年に存在する。
  現在の水車は18世紀のもので、ここでは新しい。2020年には映画『エマ』のロケ地にも選ばれた。
  Copsehill Roadは愛らしいコテージ、情緒ある石橋と季節には河岸を彩るアヤメで、イギリスで最もロマンチックな道とされおり、故ダイアナ元妃も散歩を楽しんだ道。

🪴The Slaughters Manor House・ザ・スローター・マナーハウス
📍場所:Copsehill Road, Lower Slaughter, Cheltenham GL54 2HP
✏️:記録によると起源は1004年の邸宅。その後、修道院となり1611年に再び個人の邸宅となり、その後代々、1960年まで子孫の住居であった。
  現在は5星ホテルで、ダイニング、アフタヌーティ、バーのみの利用も可能。


🏞️ Bourton on the Water・ボートン・オン・ザ・ウォーター


✏️:「コッツウォルズのベニス」と呼ばれ、地方の中でも、大型観光バスが押し寄せる最も人気のある村。
  清く澄んだ浅いウインドラッシュ川には、石造りの歩道橋がかかり、夏の天気の良い日にには水遊びを楽しむ子供と観光客でごった返す。
  川沿いやはいストリートにはオシャレなカフェやショップ、博物館、教会などが点在するので、1日ゆっくり過ごすのも良し。

🚗 Cotswold Motoring Museum・コッツウォルズ交通博物館
📍場所:The Old Mill, Sherborne St, Bourton-on-the-Water, Cheltenham GL54 2BY
🎫 料金:大人£9.95、5 -16歳 £6.95、5歳未満無料
✏️:1978年開業、20世紀の車の歴史を綴った博物館。
  ジャガーやオースチンなどイギリス製のクラシックカーを中心に、バイクやおもちゃなど幅広く展示。車好きならぜひ、訪れたい。



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14~16世紀にウール産業の発展で村は豊かになり、
地元のライムストーンの可愛い家並みに混じって
マナーハウスやカントリーハウスの歴史的建造物もたくさん。

今では英国人たちが「老後に最も暮らしたい場所」として一番人気で、
英国王室の方々をはじめ、ベッカム夫妻、ヒュー・グラント、果てはトム・クルーズなど多くのセブを魅了。
パブで飲んでたら、遭遇・・・なんてチャンスもあるかも💕

Words by Tora

*内容は2026年5月21日現在のものです。

更新日: 2026年05月22日(金)